http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100505-00000533-san-socc
チケット売れ残り50万枚? サッカーW杯不人気の最大の要因は…
開幕まで2カ月を切ったサッカーのW杯南アフリカ大会は4月15日から、窓口での対面販売を含むチケットの最終販売が始まった。移動距離の長さや治安への不安などから不人気となっている同大会。国際サッカー連盟(FIFA)や地元組織委員会は観客をスタジアムに呼ぼうと躍起になっている。(W杯取材班)
■こまめに情報発信
チケットの最終販売開始以降、地元組織委は頻繁に売れ行き情報を更新している。
1時間で3776枚、8時間で5万3千枚、24時間で10万枚、36時間で13万枚…。これまでもチケット発売の際には何枚売れたのかをメディアに情報提供してきた地元組織委だが、ここまで細かく“アップデート”するのは初めて。初日には売り場前に長蛇の列を作った購入希望者の中から死者が出るなどの混乱も報じられたが、約50万枚残っているとされるチケットを売り尽くそうという意気込みが感じられる。
もっとも、現在のところチケット購入者のほとんどは南アフリカ在住者。FIFAの公式ホームページなどを通じて新たに売れたのは約3万枚にとどまっている。
■だぶつくホテル
一方で、懸念されていたホテル不足は思わぬ事態に。FIFAが宿泊手配の代理店契約をしているMATCH社が優先保有していた大量の部屋を解放したため、一転してだぶつく状態となっている。
地元紙の報道によると、MATCH社は先週、30万室をリリース。当初は1カ月間の大会期間中、計約190万室を確保していたが、大会の不人気から予約が少なく、徐々に解放。現在では3分の1以下の約60万室しか保有していないという。
一時はMATCH社が大量の部屋を押さえていたため、その他の旅行業者などを通して購入できる部屋がほとんどなく、宿泊代の高騰を招いていた。ただ、地元のホスピタリティー協会では現在でも「公正で妥当な価格で、できるだけたくさんの宿泊客を招くよう団結しよう」との声明を出している。
■依然、治安は…
大会不人気の最大の要因となっている治安面は依然として不透明だ。
4月に入ってアルカーイダ系テロ組織が1次リーグ米国-イングランド戦を中心に大会をテロの標的とするとの声明を出したことが報じられ、国内でも白人極右グループの指導者が殺害されて社会不安を懸念する声が広がっている。
そんな中、南ア海軍が大会に向けた演習を公開。南ア警察もフランス仕込みの群衆管理プログラムの訓練の成果を披露した。
地元紙は、治安対策は仕上げの段階を迎えていると報じているが…。
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